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C値0.5以下の家はどれだけ快適なのか|基礎知識と数値基準、気密性を高める7つの方法

  • 断熱性・気密性

C値0.5以下の家はどれだけ快適なのか

近年では「C値0.5以下」という高い気密性能を目指す住宅も増え、住まい選びの重要な基準として注目されています。

しかし、C値が向上することによる効果に疑問を持つ方も多いはずです。

そこで今回は、C値の基礎知識・数値の目安、0.5以下で得られる快適性をわかりやすく解説します。

気密性を高めるための具体的な方法もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

<コラムのポイント>

  • ・気密性能を示す「C値」は数値が低いほど隙間が少なく、熱の出入りを抑えた高性能な住まいになります。
  • ・ZEHよりも高い省エネ性を求められるHEAT20(G2・G3)はC値0.5前後が目安です。
  • ・C値だけでなく、断熱性能を示すUA値や空調設備にもこだわり、住まいの快適性を高めてくれる住宅会社への相談をおすすめします。

 

愛知・名古屋国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする住宅会社です。

全棟で気密測定を行い、C値が0.5以上の場合は施工の是正を行い、高い気密性を確保した住まいをご提案しています。

「C値0.5以下の住まい」を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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C値とは気密性を示す数値|基礎知識を解説

C値の基礎知識

C値とは「隙間相当面積」のことで、気密性を示す指標です。

この値が小さいほど建物の隙間が少なく、外気の影響を受けにくい家になります。

つまり、冬の冷気や夏の熱気が入り込みにくく、適温の空気が逃げにくい状態をつくることが可能です。

そのため、快適な住まいにするためには、C値を高めることが重要なポイントになります。

 

C値の計算方法

C値は次の計算方法で算出します。

 

  • ・C値(㎠/㎡)=家中の隙間の合計面積(㎠)÷建物の延べ床面積(㎡)

 

例えば、建物の延べ床面積100㎡の建物のうち、隙間が100㎠ある場合のC値は1.0㎠/㎡です。

家中の隙間は専用の機械を使って測定します。

 

C値の測定は法律で義務付けられていないため、全棟で気密測定を実施している住宅会社は多くありません。

そのため、実測値ではなく「目安の数値」だけを公表しているケースも見られます。

気密性を重視した家づくりをしたい場合は、実際に気密測定を行っている住宅会社に相談することが大切です。

 

 

C値が低い家のメリット

C値が低い家にはさまざまなメリットがあります。

  • ・室内が外気温に左右されにくくて快適
  • ・空調の効きが良くなる
  • ・冷暖房費が抑えられる
  • ・結露しにくくなる
  • ・防音性が高まる
  • ・効率的に換気ができる

 

C値が低い家は熱移動を抑えられるため、冷暖房効率が高まり、快適になるのに加えてランニングコストも抑えられます。

また、湿気の入り込みも減るため、結露発生の抑制を期待できるのもメリットです。

さらに気密性が高いと換気経路が安定し、計画換気が設計通りに機能するため、室内の空気環境も向上します。

 

気密性を高める際の注意点

気密性が高い家を採用する際の注意点も理解しておきましょう。

  • ・換気システムの性能がより重要になる
  • ・施工の質が大きく影響する

 

昔の家は隙間風の出入りによって自然に換気されていましたが、C値が低い家は換気システムによる空気の循環に頼ることになります。

そのため、高効率な換気システムを採用し、室内の空気をしっかりと入れ替えられるように計画することが大切です。

また、コンセント周り・窓枠・配管の貫通部など、細かな「取り合い部分」の施工精度も非常に重要です。

わずかな隙間でも壁内結露の原因になるため、気密施工の品質が高い住宅会社に依頼することをおすすめします。

▷関連コラム:第一種換気の「熱交換型」とは何か|仕組みや種類、メリット・デメリットを解説

 

C値の数値基準

C値の数値基準

C値は低いほど性能が高いですが、具体的な基準を知ることで目指すべき数値を判断しやすくなります。

地域の気候に合う気密性能を選ぶためにも、基準を理解しておくことが大切です。

とはいえ、現在の日本ではC値に関する法的な基準はないため、目安をお伝えします。

 

2009年までの旧省エネ基準では「C値5.0以下」

2009年まで使われていた旧省エネ基準では、C値を5.0以下にするという決まりがありました。

延べ床面積100㎡の住まいの場合、家全体の隙間を500㎠(はがき約3枚分)以下に抑えるイメージです。

現在は明確な基準はありませんが、現代の住宅性能から見るとC値5.0はかなり気密性が低い数値であり、このレベルの住まいはほとんど見られません。

 

ZEHはC値1.0以下が最低ライン

高性能住宅といわれるZEHでは、C値は1.0以下が最低ラインという認識があります。

延べ床面積100㎡の住まいなら、家全体の隙間は100㎠(はがき約0.6枚分)程度という計算です。

断熱材の性能を最大限に活かし、計画換気を設計通りに機能させるためには、この程度の数値が求められます。

ただし、ZEHは気密性の高さだけでなく、断熱性(UA値0.6以下)や設備の高効率性などを含めた総合的な設計が必要です。

 

HEAT20はC値0.5前後が目安(G2・G3レベル)

ZEHよりもさらに高い省エネ性能が求められるHEAT20では、C値は0.5前後が目安とされています。

延べ床面積100㎡の住まいでは、家全体の隙間は約50㎠(名刺約1枚分)とごくわずかです。

HEAT20でもC値の明確な基準はありませんが、G2・G3レベルの断熱性能を十分に活かすためには、C値1.0程度では性能が発揮しきれないケースも少なくありません。

なかでも高性能であるG3レベルの住まいでは、C値0.5未満を目指す住宅会社も多く、より高い気密性が求められます。

 

世界基準ではC値0.2〜0.3が求められる

世界的に広く認められている気密性に関する基準は、ドイツ発祥の「パッシブハウス」です。

パッシブハウスは日本と異なる評価方法ですが、C値に換算するとC値0.2〜0.3程度に相当します。

延べ床面積100㎡の住まいでは、家全体の隙間はわずか約20~30㎠(名刺約0.5枚分)しかありません。

世界ではこのレベルが高性能住宅の標準とされており、日本でも同等の気密性能を実現する住宅会社もあります。

 

気密性を高めて「C値0.5以下」を目指す7つの方法

C値0.5以下の家

C値0.5以下の住まいを目指すために取り入れるべき、気密性を高める方法を解説します。

 

①気密シート・気密テープを正しく施工する

気密性のあるシートやテープを用いて、壁・天井・床の取り合い部分をしっかりと気密処理することが大切です。

さらに、継ぎ目や重ね部分を丁寧に処理することでわずかな隙間も防ぎ、気密性能を安定して高めることができます。

 

②窓まわりの気密処理を徹底する

サッシ枠と躯体の取り合い部分は隙間ができやすいため、徹底した気密処理が大切です。

発泡ウレタンや気密テープを併用して二重に処理するなどの工夫によって、隙間を減らすことができます。

 

③コンセントやスイッチに気密ボックスを使用する

コンセントやスイッチにあるわずかな隙間からも熱移動は起こります。

これらの裏側に気密ボックスを設けることで、室内と壁内を遮断できるため、空気の出入りを防ぐことが可能です。

 

④隙間が生じにくい断熱材を施工する

構造体に密着するような断熱材を施工することで、建物の隙間を大幅に削減できます。

吹き付けると膨らみながら密着する発泡ウレタンは、気密性の高い断熱材の代表です。

 

⑤配管・配線の貫通部を確実に塞ぐ

給湯器やエアコンの配管まわりは隙間ができやすい箇所です。

コーキングや気密テープ、専用の気密スリーブを用いて丁寧に処理することで、気密性が大きく向上します。

 

⑥気密施工の実績が豊富な職人に依頼する

住宅の気密性を高めるには、施工の質がとても大切です。

高気密住宅の施工実績が豊富な職人に依頼することで、安定したC値を確保しやすくなります。

 

⑦気密測定を全棟実施している住宅会社を選ぶ

施工した建物すべてに対して気密測定を実施している住宅会社を選ぶことが大切です。

高水準なC値の基準がある住宅会社なら、品質にばらつきが出にくく、安心して家づくりを依頼できます。

 

愛知・名古屋国松工務店は、高気密・高断熱な家づくりを手掛ける地域に根差した住宅会社です。

全棟で気密測定を行い、C値が0.5以上の場合は施工の是正を行い、高い気密性を確保した住まいをご提案しています。

「気密性能にこだわった住まいを建てたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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C値0.5以下の家はどれだけ快適なのか

C値0.5以下の快適な家

2030年に日本の住まいのスタンダードになると言われているZEHでは、C値1.0以下が目安とお伝えしました。

では、HEAT20相当の住まいに求められるC値0.5以下の家は、どれだけ快適なのか確認しましょう。

 

C値0.5以下の家では隙間から出入りする熱はごくわずか

先ほどもお伝えした通り、C値0.5の家は隙間がほとんどありません。

隙間から出入りする熱や湿気はごくわずかなため、気密性だけで考えると快適な環境を保ちやすくなります。

しかし、熱は建物の隙間だけではなく、壁・屋根・窓ガラス・玄関ドアなどの「面」を伝って常に移動しています。

そのため、C値0.5以下を実現した気密性だけが高くても快適とはいえません。

 

快適性のカギはUA値(断熱性能)が握っている

屋根や窓などの「面」から熱損失を抑えるためには、住宅の断熱性を示す「UA値」にこだわることがポイントです。

UA値とは、外皮(壁・屋根・床・窓・玄関ドアなど)からどれだけ熱が逃げやすいかを示す指標のことを指します。

数値が小さいほど断熱性能が高く、建物の熱移動が少ない家にすることが可能です。

住まいの快適性を向上させるには、高気密で「隙間」を減らして高断熱で「面」からの熱移動を抑えるという、2つの性能を両立させる必要があります。

▷関連コラム:【高気密高断熱住宅】デメリットと9つの対策|必要ない・後悔したと言われる理由も

 

気密・断熱・空調の組み合わせで快適な住まいに

気密と断熱で外気の影響を受けにくくした住まいは、いわば魔法瓶の水筒のようです。

どれだけ外気を遮断できても、水筒に冷水やお湯を入れなければ温度が保てないように、家も空調がなければ快適性は高まりません。

その性能を最大限に引き出すためには、高性能な空調設備で室内の温度を適切にコントロールすることが大切です。

だからこそ建物のC値にこだわるだけでなく、気密・断熱・空調をトータルで考え、バランスの取れた住まいにすることが何より重要になります。

▷関連コラム:夏でも涼しい家にするための暑さ対策14選|構造・性能・間取りの工夫で快適な住まいに

 

まとめ

C値は0.5以下を目指すことで、外気の影響を受けにくい快適な住まいづくりに近づきます。

ただし、気密性能にこだわるだけでなく、高い断熱性能や高性能な空調設備を取り入れることが大切です。

気密と断熱のバランスが良く、快適性にこだわった家づくりを手掛ける住宅会社への相談をおすすめします。

 

国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。

60年以上にわたり愛知県で家づくりを続けてきた弊社に、ぜひお気軽にご相談ください。

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国松工務店編集部
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