【総二階の外観】モダンでかっこいい実例6選|おしゃれに仕上げるコツも
総二階の家とは、一階と二階の床面積がほとんど同じ建物のことを指します。
特徴のない外観に仕上がりやすいと言われる総二階の家ですが、工夫次第ではかっこよく仕上げることは可能です。
そこで今回は、総二階のモダンでかっこいい外観実例をご紹介します。
総二階の家のメリット・デメリットやオシャレに仕上げるコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<コラムのポイント>
- ・上下階の面積がほぼ同じ「総二階」の家は、デザイン性を高めにくいというデメリットがあります。
- ・外壁の張り分けや窓の配置、袖壁や軒を有効的に使うことで、おしゃれな総二階の家を建てることは可能です。
- ・モダンテイストのおしゃれな総二階の外観実例をご紹介しますので、家づくりにお役立てください。
【総二階】モダンなかっこいい外観実例6選
モダンテイストに仕上げた、総二階のかっこいい外観実例をご紹介します。
①シンプルな総二階でも存在感がある外観
建物形状は真四角でシンプルですが、様々な工夫によってデザイン性を高めたモダンテイストの外観です。
アクセントとなるように建物正面に白い壁をつくり、存在感のある大きな窓を上下に並べて配置しました。
また、片側だけ袖壁を出しアシンメトリーな屋根をかけ、照明を使って幻想的な雰囲気を作り出すなど細かな点までこだわっています。
②外壁が主役なモダンな総二階の外観
狭小地に建つモダンテイストな外観の住まいです。
建物形状はシンプルな総二階にして、外壁のデザイン性をアクセントにしました。
玄関周りはグレーの石目調、上部はチェッカー柄のパネルのような外壁を張り、オリジナリティあふれる外観に仕上げています。
③色をアクセントにした総二階+片流れ屋根の外観
グリーンの外壁を使った、四角形の総二階の外観です。
上下階で同じサイズ・種類の窓を端に並べて配置することで、存在感がありつつもまとまりのある印象を与えます。
門柱や水栓にアクセントカラーを取り入れ、外構までトータルコーディネートしました。
④ブラックがかっこいいL字型の総二階の外観
一部だけ建物を出っ張らせて、L字型の総二階の外観に仕上げた事例です。
外壁は黒のガルバリウム鋼板を選び、窓枠や玄関ドアにブラウンを採用してアクセントにしています。
建物の裏手側に勾配がついた片流れ屋根を採用して、総二階のシンプルな形状が活きるキューブ型のような外観に仕上げました。
⑤重厚感のある総二階のガレージハウス
一階にビルトインガレージ、二階にメインの居住スペースをつくった総二階の住まいです。
デザイン性が高い黒の外壁を選び、建物の両端にブラケットライトを採用してアクセントにしました。
バルコニー周りも壁で囲むことで重厚感のある印象の外観にするとともに、プライバシー面にも配慮しています。
⑥総二階の洗練された白いガレージハウス
先ほどご紹介した事例と、ほぼ同形状の総二階のガレージハウスです。
しかし、外壁を白にすることで明るく洗練されたイメージに仕上げることができます。
シンプルな建物形状でも、外壁や色の工夫で与える印象は大きく異なるため、ご自身の要望に合わせた外装材を取り入れましょう。
総二階の外観・間取りを採用するメリット・デメリット
総二階の外観や間取りを採用するメリット・デメリットを確認しましょう。
メリット
総二階の外観・間取りにするメリットをご紹介します。
<メリット>
- ・モダンテイストの外観をつくりやすい
- ・建築コストやメンテナンス費を抑えやすい
- ・耐震性を確保しやすい間取りにできる
総二階の外観はシンプルな建物・屋根形状になるケースが多いため、かっこいいモダンスタイルの外観に仕上げたい方におすすめです。
凹凸が少ないため無駄な構造材や外装材が出にくく、建築コストやメンテナンス費を抑えやすい点もメリットとして挙げられます。
上下階が同形状な総二階の家は、凹凸が多い建物と比べて柱や壁をバランスよく配置できるため、耐震性も確保しやすいです。
デメリット
総二階の外観・間取りにするデメリットをご紹介します。
<デメリット>
- ・上下階のバランスを考えた間取りにする必要がある
- ・工夫をしないと特徴のない外観になりやすい
総二階の家は、上下階の面積をほぼ同じにする必要があるため、バランスを考えて空間を配置する必要があります。
一階に寝室やクローゼットがある「半平屋」などの間取りにしたいなら、二階部分には大きな吹き抜けを取り入れるなどの工夫をしましょう。
また、デザイン性の工夫をせずに総二階の家を採用すると、特徴のない外観になりやすい点もデメリットとして挙げられます。
この後、総二階の外観のデザイン性を高めるコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
総二階の外観をおしゃれでかっこよく仕上げるコツ
総二階の家は、外観デザインによって「安っぽい」や「特徴がない」と言われてしまうケースもあります。
おしゃれに仕上げるポイントをご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
外壁の種類や色、張り分けにこだわる
シンプルな建物形状の総二階の家は、外壁にこだわることでオリジナリティのある外観に仕上げることが可能です。
一般的なサイディングではなく、ガルバリウム鋼板・タイル・木製外壁などの目を引くような外壁材などをおすすめします。
デザイン性が高い外壁は部分的に張り、シンプルな外壁との対比を楽しめる外観にしてもおしゃれです。
また、のっぺりとした印象になることを避けるために、一階・二階で外壁を張り分けてツートーンカラーにする方法もあります。
ただし、外壁の色は使いすぎるとまとまりのない印象を受けるため、多くても2~3色にするとデザイン性を高めやすいです。
窓の配置にこだわる
総二階の家は、窓の配置にもこだわることでおしゃれに仕上げることができます。
上下階の形状が同じである総二階の特徴を活かし、一階と二階で同形状・サイズの窓を縦並びにするデザインなどがおすすめです。
また、あえて建物の正面には窓をなくしたり最小限の窓を配置したりすることで、総二階のシンプルな形状を際立たせることもできます。
イメージする外観テイストに合わせて、窓の数や配置にこだわってみてくださいね。
屋根のかけ方にこだわる
総二階の家は、二階にもしっかりと床面積が確保できるため大きな屋根をかけられるケースが多いです。
スタイリッシュな印象にしたいなら片流れ屋根、重厚感のある印象にしたいなら寄棟など、屋根のかけ方にもこだわってみましょう。
凹凸が少ない総二階の家には複数の屋根をかけるのでなく、存在感のある1枚屋根にすることで、デザインにまとまりが生まれます。
今回ご紹介した事例も、すべて1枚の屋根でコーディネートしていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
袖壁や軒で立体感を出す
上下階で凹凸がない総二階の屋根は、袖壁や軒をつくって立体感を出すことで、デザイン性が高まります。
- ・袖壁:壁から飛び出している単体の壁
- ・軒:外壁から出っ張っている屋根の部分
例えば、軒の深い屋根や建物の両端に袖壁を採用することで、床面積は変えずに奥行きを感じさせることができます。
総二階の家にしたいけど真四角の家は避けたいなら、壁や軒を有効的に活用してみてくださいね。
外構までトータルコーディネートする
総二階の家をおしゃれにしたいなら、外構までトータルコーディネートすることをおすすめします。
例えば、植栽や門壁によって外観に奥行きを感じさせたり、ポストなどにアクセントカラーを取り入れたりする方法がおすすめです。
総二階の建物はシンプルでも、デザイン性の高いアイテムを外構に取り入れればオリジナリティが高まります。
マイホームづくりをする際は、建物だけでなく外構までこだわり抜いてみてくださいね。
国松工務店のモデルハウスにも、モダンテイストの総二階の家を採用しております。
ご見学の予約もできますので、気になる方はぜひお問い合わせください。
まとめ
総二階の外観は、シンプル過ぎて特徴がないと思われることも少なくありませんが、工夫次第ではかっこいい外観に仕上がります。
外壁や窓への工夫に加えて、壁や屋根を上手に活用して立体感を出すなどの工夫で、オリジナリティのある総二階の外観にすることが可能です。
デザイン力の高い住宅会社に設計してもらい、おしゃれなモダンテイストの総二階のマイホームを建てましょう。
国松工務店では、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをしております。
耐震性・断熱性などの住宅性能を確保したおしゃれな家をご提案しておりますので、かっこよくて暮らしやすい総二階の家を建てたい方もお気軽にご相談ください。
監修者情報
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国松工務店では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
家づくりのご相談なら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
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