コンパクトな家のおしゃれな間取り・外観実例|小さい家を建てるメリットとポイントも
おしゃれで快適な小さい家を建てるためには、間取りやデザインに様々な工夫を取り入れることが大切です。
そこで今回は、様々なこだわりを反映させた、コンパクトな家の間取りと外観の実例をご紹介します。
小さい家を建てるメリットと後悔しないためのポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<コラムのポイント>
- ・小さい家は、建物の面積に限りがあるため、間取りやデザインに様々なアイデアを取り入れることが大切です。
- ・開放感を感じる間取りの工夫や内装デザイン、敷地を最大限に活かせる建物形状などを取り入れて、暮らしやすいコンパクトな家を建てましょう。
- ・小さな家は無駄な空間をなくしてデッドスペースを活かすなど、設計時の工夫が重要になるため、実績豊富で提案力のある住宅会社に相談することをおすすめします。
国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。
おしゃれで暮らしやすい「小さい家」を建てたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
【20坪台】コンパクトな家のおしゃれな間取り・外観実例
20坪台で建てたコンパクトな家の間取りや外観の実例をご紹介します。
①二階建て:開放的な吹き抜けがある間取り(21.42坪)
延床面積21坪のコンパクトな二階建ての住まいです。
リビングには開放的な吹き抜けをつくり、二階からの日差しを取り入れられるようにしました。
キッチンはコンロ前だけ壁を立たせ、シンクと調理台の周りはフラットなタイプにしました。
コンロからの油跳ねを防ぐ「実用性」とコンパクトな家を広く感じさせる「開放感」を兼ね備えたこだわりのキッチンです。
外観は黒のガルバリウム鋼板で仕上げたシンプルモダンなデザインです。
建物の凹凸を活かして植栽スペースをつくるなど、敷地面積25.62坪の狭小地を活かした外構計画を取り入れました。
②二階建て:壁付けキッチンと造作家具がある家(22.20坪)
壁付けキッチンと造作家具を採用した、延床面積22.20坪のコンパクトハウスです。
空間にぴったり収まる造作家具は、収納やベンチなど様々な用途で活用できます。
洗面所と脱衣所、ランドリールームとして使えるゆったりした空間です。
3つの空間を1つにまとめることで、小さな家でも十分なスペースが確保でき、動線が短くなるため家事の効率も高まります。
19.44坪の敷地のため建物形状が限られますが、印象的な外壁を取り入れることでデザイン性を高めました。
スタイリッシュな機能門柱や水栓を採用し、1台分の駐車スペースも確保しています。
③二階建て:明るい二階リビングの間取り(22.92坪)
住宅が密集した土地に建てた、延床面積22.92坪の小さな家の事例です。
日当たりが望める2階にLDKを配置することで、大きな窓からたっぷり日差しが入る明るい空間を実現しました。
玄関はスケルトン階段にして目線の抜けをつくり、狭さを感じないように工夫しています。
階段上を吹き抜けにしたことで、縦方向への広がりとやわらかな自然光が加わり、コンパクトな玄関でも開放感のある印象になりました。
黒のガルバリウム鋼板と玄関周りの板張りがおしゃれなモダンな外観です。
20.13坪の敷地ですが、建物の内部にオープンガレージを組み込むことで、1台分の駐車スペースが確保できました。
▷関連コラム:【20坪~30坪台】二階リビングの間取り実例|メリット・デメリットや暮らしやすくするコツも
④平屋:明るい内装で広さを感じるLDK(25.54坪)
白と明るめな木目で空間全体をコーディネートした、延床面積25.54坪の平屋です。
キッチンの床だけ黒のタイルを取り入れ、空間全体の印象を引き締めつつ、お手入れのしやすさにも配慮しました。
コンパクトな玄関ホールの一角を有効活用し、小さな洗面を造作しました。
カウンターの角を緩やかなカーブで仕上げることで、動線を妨げず、さまざまな方向から使いやすいデザインにしています。
グレーの塗り壁が上品なシンプルモダンスタイルの外観です。
建物の一部をくり抜いて坪庭よりもさらに小さな庭をつくり、限られた敷地内でも趣を感じられる外観に仕上げています。
⑤二階建て:目線の抜けを意識した間取り(27.05坪)
延床面積27.05坪のコンパクトな住まいですが、目線の抜けをつくることで開放感のある空間に仕上げました。
具体的には、スケルトン階段や筋交いを採用し、目線を遮る壁を極力減らす工夫を取り入れています。
ウォークインクローゼットはゆったりとした広さを確保しました。
布団などの大きな物もしまえる奥行きのある中段をつけ、納戸としても活用しやすいようにしています。
道路から見えない位置に玄関を配置し、室内への視線対策を取り入れた、プライバシー性の高い外観です。
黒い大きな壁を前面に配置することで、建物の存在感が増し、面積以上に堂々とした印象を与えます。
▷関連コラム:外から見えない家の外観・間取り実例6選|プライバシー性を高める10の工夫ポイント
⑥二階建て:縦長の敷地を活かした間取り(28.92坪)
縦長の建物形状を活かして奥行きのある空間づくりをした、延床面積28.92坪の住まいです。
LDKは横並びに一直線に並べ、家族とのコミュニケーションが取りやすいレイアウトにしました。
2階ホールの奥行きを活かし、3帖の畳コーナーを採用しました。
2色の畳を交互に並べ、窓下にアクセントクロスを取り入れるなど、コンパクトながらもお気に入りのデザインをたくさん取り入れた居心地の良い空間です。
建物をコンパクトにすることで、敷地面積36.71坪でも、建物の南側に十分な広さの庭を確保できました。
背の高い目隠しフェンスを採用し、ご家族でプライベートな時間をゆっくり楽しめるようにしています。
国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。
ご家族のライフスタイルに合った暮らしやすい「小さな家」をご提案しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
小さい家を建てるメリット
小さい家を建てるメリットをご紹介します。
掃除が楽になる
小さな家は掃除する面積が少ないため、日々のお手入れの負担を軽減できます。
また、コンパクトな空間では置ける物の量が限られるため、無駄な買い溜めを防げて整理整頓もしやすい点もメリットです。
掃除が楽な住まいなら家事の効率良く進められ、日々の暮らしにゆとりが生まれます。
各空間の動線を短くできる
小さい家は各空間の動線を短くできる点も魅力です。
建物をコンパクトにするためには、無駄なスペースを減らす必要があり、空間同士を直接つなぐような間取りが多くなります。
例えば、下の事例では洗面所と脱衣所を直接つなげて廊下をなくし、最短距離の動線を確保しました。
他にもLDKから直接居室へ行けるようにしたり、玄関ホールをなくして直接リビングへつながる間取りを採用したりすることで、効率的な動線が実現します。
シンプルな暮らしを送りやすい
小さい家は置ける物や採用できる空間が限られるため、シンプルな暮らしを送りやすいです。
ミニマリストやシンプリストの方などは、あえてコンパクトな住まいを選ぶケースも少なくありません。
自分にとって本当に必要な物や心地よい空間だけに囲まれた小さな家での生活は、心にも余白が生まれて充実した暮らしにつながります。
土地の選択肢が広がる
コンパクトな家は土地の選択肢が広がる点もうれしいポイントです。
特に都市部などは土地面積が確保できないケースも多く、20~30坪台の土地しか選択肢にない場合もあります。
小さい家ならこのような土地でも対応でき、希望する立地にマイホームを建築できる可能性が広がります。
また、狭小地は土地の購入費を抑えられる事例もあるため、その費用を使って設備や性能などの質を高めた家づくりも可能です。
メンテナンス費用を抑えられる
小さな家はメンテナンス費を抑えられる点もメリットです。
外壁や屋根の塗装リフォームは、面積が費用に大きく影響するため、コンパクトな家ならお得にメンテナンスできます。
定期的に必要となるメンテナンスの負担が軽減されることで、ランニングコストを抑えた家づくりが可能です。
小さい家を建てて後悔しないためのポイント
小さい家で後悔しないためのポイントをご紹介します。
収納量をしっかり確保する
小さい家にするためには無駄なスペースをつくらないことが大切ですが、必要な収納までなくさないように注意しましょう。
収納量が足りない家は物が整理整頓できず、狭く感じる原因になってしまいます。
玄関や洗面所、リビングなどで使う物を具体的に想定しながら、各空間に適切な収納量を確保しましょう。
空間の広さにメリハリをつける
小さい家はすべての空間にゆとりを持たせることが難しいため、空間の広さにメリハリをつけることがポイントです。
例えば、LDKを広くするために寝室はベッドを置くだけのコンパクトな空間にするなどの方法があります。
長く過ごしたりご家族が集まったりする空間を広めに設計すると、小さい家でも狭さを感じにくいです。
仕切りをなくして開放的に
コンパクトな家を広く見せるためには、壁やドアなどの仕切りをなるべくなくすことがポイントです。
仕切りがないことで目線が抜け、視覚的に広く感じる効果があります。
上の事例のように、玄関とLDKを一体にして壁ではなく柱を立てるなど、間取りに合った工夫を取り入れましょう。
廊下を有効活用する
廊下を他の用途と兼用にすることで、限られた床面積を無駄なく活用できます。
- ・廊下に収納棚やカウンターをつける
- ・洗面スペースと廊下を兼用にする
- ・室内干しできるように物干しをつける
廊下を通路以外の用途でも使えるようにすることで、コンパクトな家でも快適で機能的な暮らしを実現できます。
ドアや扉の種類にこだわる
コンパクトな住まいの使い勝手を良くするには、ドアや扉の種類にもこだわりましょう。
レールの上を動く引き戸や引違い戸なら、開閉時にスペースがいらないので、家具やインテリアをレイアウトする選択肢が広がります。
また、開けたままにしてもスペースが狭まらないため、部屋同士をつなげて広く見せたいときにもおすすめです。
デッドスペースを最大限に活用する
小さな家は、デッドスペースまで有効活用することで収納量などを増やすことができます。
上の事例では、キッチンの腰壁周りにニッチを施工して小物などを置けるようにしました。
階段下のスペースはキャビネットを置いたりペットの部屋にしたりできるように、オープンにしています。
造作収納で空間を無駄にしない
小さな家には、スペースにぴったり合った造作収納の採用をおすすめします。
造作収納なら細かなサイズを指定できるため、無駄なスペースが生まれません。
あらかじめ収納する物を具体的に考えておくことで、より使い勝手の良い無駄のない空間をつくることが可能です。
▷関連コラム:造作収納がある家の事例17選とつくり方のコツ【リビング・ダイニング・キッチン・玄関など】
明るい内装を取り入れる
小さな家に開放感やゆとりを持たせたいなら、明るい色の内装材で仕上げることもポイントです。
白系の明るい内装は、暗い色と比べて圧迫感や閉塞感を感じにくく、空間を広く見せる効果があります。
家具にも明るめ色を選んだり、壁が見える面積が広くなるように背の低いソファやテーブルを置いたりするなどの工夫もおすすめです。
まとめ
小さな家はシンプルな暮らしが送りやすくなる半面、間取りによっては整理整頓できなかったり狭さがストレスになったりする可能性もあります。
設計時に間取りやデザインなどにこだわり、ライフスタイルに合ったコンパクトな家を建てることが大切です。
コンパクトな住まいの施工実績が豊富で、これまでの経験を活かした質の高い提案をしてくれるようなな住宅会社に相談しましょう。
国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。
60年以上にわたり愛知県で家づくりを続けてきた弊社に、ぜひお気軽にご相談ください。
監修者情報

-
国松工務店では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
家づくりのご相談なら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
詳しいプロフィールはこちら
最新の投稿
モデルハウスやイベントで
実際の「温度と空気」を
ご体感ください。