狭小地の間取りアイデア17選|狭小住宅の実例と空間活用のコツ

「狭小地への建築を予定しているが、限られた空間でどのような間取りを採用すべきかわからない」と悩む方は多いです。
そこで今回は、愛知県名古屋市の「国松工務店」が施工した実例をもとに、狭小地の間取りアイデアをご紹介します。
空間を最大限に活用した狭小住宅を建てるコツや、住宅会社選びのポイントも解説しますので、ぜひ家づくりにお役立てください。
<コラムのポイント>
- ・狭小地は間取りの制限が出やすいですが、工夫次第で実際の広さ以上のゆとりを感じられる住まいにすることが可能です。
- ・デッドスペースの活用や視線の抜けをつくる工夫、効率的な動線計画などを取り入れることで、限られた空間でも快適な暮らしが実現します。
- ・お客様のライフスタイルを把握したうえで、敷地を最大限に活かした提案ができる、狭小地の施工実績が豊富な住宅会社に相談しましょう。
愛知・名古屋の国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをしています。
「狭小地への住宅建築」を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
Contents
- 1 狭小地や狭小住宅のメリット・デメリット
- 2 【実例】狭小地・狭小住宅の間取りアイデア17選
- 2.1 ①廊下をつくらず空間同士を直接つなぐ
- 2.2 ②2階リビングにする
- 2.3 ③大開口・複数の窓をつける
- 2.4 ④スケルトン階段にする
- 2.5 ⑤ビルトインガレージを採用する
- 2.6 ⑥窓を高めにして家具の置き場をつくる
- 2.7 ⑦アイランドキッチンを選ぶ
- 2.8 ⑧壁付けキッチンにする
- 2.9 ⑨吹き抜けで開放感を出す
- 2.10 ⑩明るい内装を取り入れる
- 2.11 ⑪デッドスペースに収納をつくる
- 2.12 ⑫階段下にトイレを配置する
- 2.13 ⑬クローゼットタイプの収納にする
- 2.14 ⑭玄関とLDKを直結させる
- 2.15 ⑮ガラスやパネルのドア・扉を取り入れる
- 2.16 ⑯3階建てにする
- 2.17 ⑰建物形状を工夫して駐車スペースを確保する
- 3 空間を最大限に活用した狭小住宅を建てるコツ
- 4 狭小地の家づくりは後悔しない住宅会社選びを
- 5 まとめ
狭小地や狭小住宅のメリット・デメリット

狭小地や狭小住宅のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
狭小地や狭小住宅には次のようなメリットがあります。
- ・立地条件が良いケースが多い
- ・土地代や固定資産税を抑えやすい
- ・コンパクトで掃除が楽
- ・冷暖房効率を高めやすい
- ・ランニングコストがかかりにくい
- ・効率的な動線をつくりやすい
狭小地は、駅から近い好立地な物件も多く、同じエリアの広い土地と比べて土地の予算が抑えられるケースも少なくありません。
狭小住宅は、コンパクトなため効率の良い動線で家事の負担を軽減しやすく、冷暖房効率の良いエコで快適な空間をつくりやすい点が魅力です。
デメリット
狭小地や狭小住宅のデメリットをご紹介します。
- ・設計の難易度が高く間取りの工夫が必要
- ・採光や採風を確保しにくい
- ・隣家との距離が近くなりやすい
- ・コストが割高になりやすい
- ・駐車スペースの確保が難しいケースも
コンパクトな土地に設計するため制限が多く、設計士の提案力によって住まいの暮らしやすさが大きく変わります。
プライバシー性を保ちにくく、日当たりが確保しにくいなどのデメリットがありますが、間取りの工夫によって十分に対策することが可能です。
【実例】狭小地・狭小住宅の間取りアイデア17選

狭小地や狭小住宅におすすめの間取りアイデアをご紹介します。
掲載している実例は、敷地面積・延床面積ともに30坪未満の狭小住宅ですので、ぜひ参考になさってください。
①廊下をつくらず空間同士を直接つなぐ

無駄な廊下をつくらず、空間同士を直接つなぐことでコンパクトな住まいにできます。
優先したい空間を広くでき、動線も短くなるため家事の時短につながるなどメリットも多いです。
ただし、廊下がないことで音などが気になりやすくなるため、暮らしやすさも考えて検討しましょう。
②2階リビングにする

隣家との距離が近く、日当たりが確保しにくい場合は2階リビングの採用もおすすめです。
2階の窓からの方が採光を確保しやすいため、明るく快適なリビングをつくることができます。
各階への行き来が負担にならないよう玄関と階段の距離を近づけるなど、動線の工夫を取り入れることが大切です。
▷施工事例:【20坪~30坪台】二階リビングの間取り実例|メリット・デメリットや暮らしやすくするコツも
③大開口・複数の窓をつける

日当たりが期待できる空間には大きな窓や複数の窓を設けることで、狭小住宅でも明るく開放的な空間が実現します。
吹き抜けに窓を取り入れると、さらに開放感が高まり、実際の畳数以上の広さを感じられるケースも多いです。
大開口の窓は断熱性が低下しやすいですが、窓自体のグレードを高めるなどの工夫で快適性を確保できます。
④スケルトン階段にする

コンパクトな空間にスケルトン階段を採用すると、多くのメリットがあります。
- ・視線が抜けて広く感じる
- ・階段下スペースを最大限に活用できる
- ・光や風を遮らないため快適
- ・階段の圧迫感が軽減する
スケルトン階段は骨組みだけで構成されているため、空間を遮る壁がなく、狭小住宅でも開放感を損なわずに配置できます。
⑤ビルトインガレージを採用する

狭小地にビルトインガレージの間取りを採用することで、駐車スペースを確保しながら、室内の床面積を広く取ることができます。
一般的な駐車場では車の上がデッドスペースになりますが、ビルトインガレージなら上部に部屋を配置できるため、限られた土地を有効活用できます。
よりコンパクトな土地の場合は、上の事例のようなオープンガレージが使いやすい一方で、防犯性を重視するなら壁やシャッターで囲んだタイプを採用することも可能です。
▷関連コラム:【20~30坪台】ビルトインガレージがある間取り|愛知のコンパクトなガレージハウス実例
⑥窓を高めにして家具の置き場をつくる

コンパクトな空間には窓を高めに配置することで、家具の置き場を確保できます。
上の事例のように天井高に合わせて窓を配置すれば、ソファーやテレビボードなどと干渉せずにレイアウトできます。
高窓は外からの視線を避けつつ採光量を確保できるため、狭小住宅でも明るさと暮らしやすさを両立しやすいです。
⑦アイランドキッチンを選ぶ

キッチンまわりの空間がコンパクトな場合は、壁で囲まれていないアイランドキッチンの採用がおすすめです。
視線を遮る壁がないため、空間が広く感じます。
さらに、四方向からキッチンにアクセスできるため、動線の良い家事がしやすい住まいを実現可能です。
⑧壁付けキッチンにする

LDK全体がコンパクトな場合は壁付けキッチンがおすすめです。
壁に沿ってキッチンを施工できるため、リビング・ダイニングと空間が分断されません。
上の事例のように他の家具などと並べて配置することで、空間全体がすっきりと整って見える効果もあります。
⑨吹き抜けで開放感を出す

2階の床面積にゆとりがある場合は吹き抜けを採用することで、狭小住宅に開放感がプラスできます。
1階の採光があまり望めなくても、吹き抜けに窓があれば明るい空間をつくることが可能です。
上下階をつなぐことで風の通り道も生まれ、狭小住宅でも心地よい開放感と快適性を両立できます。
▷施工事例:「吹き抜けの家は寒い」と後悔する理由|家づくりで取り入れるべき寒さ対策10選
⑩明るい内装を取り入れる

狭小住宅の圧迫感や暗いイメージをなくしたいなら、明るめな内装材で空間をコーディネートしましょう。
白や淡い色は光を反射するため、狭小空間との相性がとても良いのが特徴です。
将来的に家具やインテリアなどで色がプラスされるため、内装は思い切って真っ白にするのも選択肢のひとつです。
⑪デッドスペースに収納をつくる

デッドスペースに収納を設けることで、暮らしの利便性は大きく変わります。
上の事例では、鏡の横とカウンターの下にあるデッドスペースを活かし、収納棚をつくりました。
元々あるスペースを有効活用するため、収納専用の空間を確保する必要がないのも魅力です。
⑫階段下にトイレを配置する

狭小住宅では「階段下×トイレ」は採用されやすい間取りです。
階段下は天井形状が斜めになることが多いですが、トイレは座って使用するため、多少天井高が低くても気になりません。
暮らしに欠かせないトイレを階段下のデッドスペースに配置できるため、他の居室や収納の広さを確保しやすくなります。
⑬クローゼットタイプの収納にする

狭小住宅の靴や洋服用の収納は、コンパクトに設計できるクローゼットタイプをおすすめします。
ウォークインクローゼットの場合、人が入るスペースをつくる必要があるため、無駄なスペースが生じやすいです。
クローゼットタイプなら必要最低限の幅・奥行きだけで収納量を確保でき、居室や通路にゆとりを持たせることができます。
⑭玄関とLDKを直結させる

面積を小さくしたい場合は、玄関とLDKを直結させるアイデアも有効です。
靴を脱いですぐにLDKに入れるため動線も良く、効率的な暮らしが実現します。
ただし、来客時の視線が気になったり砂ぼこりが吹き込んだりする可能性があるため、パーテーションなどで緩やかに空間を分けるなどの工夫があると安心です。
⑮ガラスやパネルのドア・扉を取り入れる

ガラスドアやパネル材の扉は、建具による圧迫感を軽減することが可能です。
上の事例のように3枚の引き戸が連なっているような仕様は、ブラウンや黒などのダークトーンにすると存在感が強いですが、パネル仕様なら抜け感を出すことができます。
また、ガラスやパネル材は「反射」によって空間の奥行きを感じさせるため、狭小住宅のように視界が限られる空間で特に効果的です。
⑯3階建てにする

狭小地に駐車スペースやゆとりある床面積を確保したいなら、3階建てにするのも選択肢のひとつです。
3階はより採光を見込めるため、日差しが差し込む明るい住まいを建てたい方にもおすすめします。
ただし、各階の行き来が負担になったり、建築コストが割高になったりするなどのデメリットもあります。
メリット・デメリットをトータル的に判断し、3階建てを採用すべきか検討しましょう。
⑰建物形状を工夫して駐車スペースを確保する

駐車スペースをしっかりと確保したいなら、建物形状を工夫するのも大切なポイントです。
上の事例では、L字型の建物形状を採用し、2階の一部をオーバーハングさせました。
駐車に必要な幅や奥行き、車の出し入れに必要な動線を踏まえて建物形状を調整することで、狭小地でも出し入れしやすい駐車スペースを確保できます。
※オーバーハング:上階の一部を下階より張り出した構造
空間を最大限に活用した狭小住宅を建てるコツ

空間を最大限に活用し、暮らしやすい狭小住宅を建てるためのコツをご紹介します。
空間に優先順位をつける
狭小住宅を建てる際は、空間の広さに優先順位をつけることが大切です。
限られた面積の中で間取りを検討する必要があるため、すべての空間を広くすることはできません。
「ご家族が集まるLDKは広めにする分、寝室はコンパクトにする」などメリハリをつけることで、暮らしやすい間取りになります。
敷地に合わせて建物形状を工夫する
敷地を最大限に活かした建物形状を採用することもポイントです。
特に変形地の場合、真四角の建物では敷地にデッドスペースがたくさんできてしまいます。
耐震性を考慮しながら建物に凹凸をつけ、狭小地でもゆとりある間取りを実現しましょう。
空間を立体的に見てデッドスペースを見つける
平面的な間取りだけでなく、空間の上下など「縦の余白」に目を向け、デッドスペースを見つけることがポイントです。
例えば、カウンタースペースの上下などはデッドスペースが生まれやすくなります。
- 上部:観葉植物やインテリアを置ける飾り棚
- 下部:書類やプリンターなどがしまえる扉付きの収納
また、外周面に接しておらず耐力壁でない壁は、ニッチや埋込収納を採用することも可能です。
これらは平面図を見ただけでは気付きにくいため、パース図などで確認して立体的に空間を捉えることが、狭小住宅での収納計画を成功させる鍵になります。
愛知・名古屋の国松工務店では、フラット・小上がり・ダウンフロアなど様々な畳コーナーの空間提案が可能です。
「狭小地でも快適に暮らせる住まい」を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
狭小地の家づくりは後悔しない住宅会社選びを

狭小地の家づくりで大切なのは、暮らしやすいアイデアを提案してくれる住宅会社を見つけることです。
会社選びのポイントをご紹介しますので、よければ参考になさってください。
自由度の高い注文住宅が建てられる会社を選ぶ
狭小地の設計は、柔軟な対応や技術力が求められます。
そのため、規格住宅のみを扱っていたり間取りに制限があったりする場合、土地の魅力を最大限に活かせないケースも少なくありません。
間取りの自由度が高く、こだわりの注文住宅が建てられる会社を探すことが、後悔しない狭小地を建てるための第一歩です。
狭小地・狭小住宅の実績を確認する
狭小地や狭小住宅の実績を確認することも大切なポイントです。
狭い土地への建築は、資材の搬入や作業スペースの確保が難しく、施工の段取りにも高度な判断が求められます。
設計においては「法規・採光・動線・設備・プライバシー」など、通常よりも細かい配慮や調整が必要です。
経験豊富な担当者なら狭小地の制約や難しさを踏まえたうえで、最適な設計や施工方法を提案してくれるため、安心して家づくりをお任せできます。
地域の土地柄を把握している地元の住宅会社がおすすめ
狭小地への建築を予定している場合、遠方よりも地域の土地柄を把握している地元の住宅会社がおすすめです。
地域密着の会社ならエリアの状況などを詳細に把握できているため、設計やスケジュール組み、施工の段取りを安心してお任せできます。
また、行政手続きや地域の建築ルールにも精通しているため、計画がスムーズに進みやすい点も大きなメリットです。
まとめ
狭小地や狭小住宅でも、間取りの工夫次第で広さを感じる暮らしやすい住まいにすることが可能です。
デッドスペースを活かしたり視覚的な広がりを持たせたりするなど、限られた空間を最大限に活用する工夫を取り入れることで、実際の面積以上の開放感を生み出せます。
敷地を最大限に活用し、ライフスタイルに合った住まいを提案してくれる、狭小地の施工実績が豊富な住宅会社に相談しましょう。
国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。
60年以上にわたり愛知県で家づくりを続けてきた弊社に、ぜひお気軽にご相談ください。
監修者情報

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国松工務店では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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