窓の工夫で映える外観に|配置や種類のポイントとおしゃれな注文住宅の実例も
おしゃれな外観は、窓のデザインにまで細やかなこだわりが感じられます。
窓の配置や種類などを工夫することで、より魅力的な外観に仕上げることが可能です。
そこで今回は、窓の工夫で注文住宅の外観をおしゃれにする方法をご紹介します。
窓にこだわった施工実例も多数ご紹介しますので「映える外観デザイン」をつくりたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<コラムのポイント>
- ・窓は外観のデザイン性を大きく左右するため、サイズ・配置・種類など細部までこだわりましょう。
- ・外観と統一感のあるサッシの色や窓の装飾を選ぶことで、よりおしゃれな建物にすることが可能です。
- ・窓はデザイン性だけでなく断熱性やプライバシー性にも影響するため、トータル的に考えて最適な外観を提案してくれるような住宅会社に家づくりを依頼することが大切です。
国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。
愛知県での施工実績が豊富ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
Contents
窓の工夫で注文住宅の外観をおしゃれにする6つの方法
窓の工夫で注文住宅の外観をおしゃれにする方法をご紹介します。
①窓のサイズにこだわる
窓のサイズにこだわることで、与える印象が大きく異なります。
- ・大きな窓:インパクトのあるデザイン、1つの窓で外観のアクセントに
- ・小さな窓:上品や可愛らしいデザイン、他の窓との組み合わせを楽しめる
建物の存在感を出したいなら、大きな窓をアクセントにした外観がおしゃれです。
一方で、シンプルや上品なデザインにしたいなら、小さな窓を使って外観に繊細な印象を持たせましょう。
南欧風などの可愛らしい雰囲気にしたいなら、複数の小さな窓をバランスよく配置するなど、外観のテイストに合わせて窓のサイズ選びをすることがポイントです。
②バランスを考えて窓を配置する
全体のバランスを考えて窓を配置することで、おしゃれな外観に仕上げることができます。
- ・各階の窓の高さを揃える
- ・上下階の窓の幅を揃える
窓の大きさが異なる場合は、上部のラインをそろえることで整った印象を与えることができます。
また、窓の個数や形状がバラバラでも、上下階の縦ラインが合っているとバランスが取れた外観に仕上げやすいです。
窓の配置は高さや幅をそろえることが基本ですが、建物がシンプルで窓の数が限られている場合は、あえて不規則に配置することで外観のデザイン性を引き立てることもできます。
③窓の種類でデザイン性を高める
注文住宅には様々な窓の種類があるため、外観テイストに合ったデザインを選ぶことがポイントです。
窓の種類をデザインテイスト別にご紹介します。
- ・シンプルやモダンテイスト:縦すべり・横滑りなどの細長い窓、枠がすっきりしているFIX窓
- ・ナチュラルや南欧風:上げ下げ窓や正方形に近い横滑り窓
- ・和風:丸窓や落ち着いた印象の大きな掃き出し窓
上記は一例であり、違うテイストに採用しても問題ありません。
建物形状や外壁の張り分けを考慮しながら最適な窓の種類を選ぶことがポイントです。
④窓の数で外観の印象を変える
建物正面に配置する窓の数によって、外観の印象は大きく変わります。
窓が少ない外観は、シンプルな印象を与えたり、外壁のデザイン性を際立たせたりすることが可能です。
また、大開口の窓を並べると都会的な印象を与えることができ、小さな窓を並べると外観にリズム感が生まれます。
建物正面の窓の数は間取りの工夫によって調整できるため、暮らしやすさも意識しながらプランニングしてみてくださいね。
⑤外壁との調和を考えてサッシの色を選ぶ
窓ガラスの枠組みになるサッシは外壁に合う色を選ぶことがポイントです。
- ・外壁と異なる色のサッシ:窓の形状が際立ちアクセントにしやすい
- ・外壁と同色のサッシ:外観に馴染みやすく、アクセントの外壁や玄関ドアを目立たせやすい
サッシの色は、黒・白・シルバー・ブラウンなどが基本ですが、メーカーによっては木目柄のタイプもあります。
色選びの際は、外観全体のバランスを考慮し、窓のデザインや他のアクセントとテイストを合わせることが大切です。
⑥窓本体や窓まわりに装飾をプラスする
窓本体や窓まわりに次のような装飾を加えることで、より外観のデザイン性が高まります。
- ・格子窓:ガラスの内部に格子のデザインが入った窓
- ・モール:窓の外側に施工する装飾用の枠
- ・庇:窓の上につける小さな屋根
- ・フラワーボックス:窓の下部に施工する花台
庇は外観のアクセントになるだけでなく、室内に入る日差しの量を調整する役割も果たします。
格子窓やフラワーボックスは可愛らしい外観におすすめです。
国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。
お客様のご要望に合わせて、窓の工夫を取り入れたおしゃれな外観をご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
外観の実例から見る窓の配置・種類・デザインのポイント
窓にこだわった外観実例をもとに、配置・種類・デザインなどのポイントを解説します。
窓の形状とサッシの色をアクセントに
細長い2つの窓が並ぶシンプルモダンな外観の平屋です。
黒のサッシにして外壁色とメリハリをつけ、窓がアクセントとして目立つようにしています。
窓の高さを玄関ドアとそろえることで、外観のバランスを整えました。
シンプルな窓でも配置のバランスを整えればおしゃれに
一階に掃き出し窓、二階に腰高の引違い窓を採用した外観です。
ベーシックな窓でも、各階でサイズを合わせて上下階のラインをそろえることで、まとまりのあるおしゃれな外観に仕上がります。
サッシの色をシルバーにして、白の外壁と調和させつつも上品さをプラスしました。
小さなサイズの窓をバランスよく配置
小さな窓をバランス良く配置した二階建ての外観です。
一階は、オープンガレージの内部に正方形の窓を横並びにしました。
二階は3つの長方形の窓を縦に並べ、玄関ドアのラインと合わせて配置することでバランスを調整しています。
窓をずらして配置したシンプルモダンな外観
種類やサイズの異なる窓を不規則に配置した事例です。
建物の端に寄せることで、黒のガルバリウム鋼板外壁の印象を強めることができ、かっこいい素材感が際立ちます。
サッシは外壁と同色の黒を選んで統一感を持たせ、シンプルモダンな外観に仕上げました。
▷関連コラム:【シンプルモダンの外観】おしゃれな施工例とデザインを高める6つのコツ
シンメトリーな建物形状と窓
切妻屋根がおしゃれなフレンチカントリーな外観です。
洋風な建物にマッチする白のサッシを選び、外観に可愛らしさをプラスしています。
建物や屋根形状がシンメトリーになっているため、窓も左右・上下を対称にしてバランスを取りました。
外壁がアクセントならサッシの色は外壁と同色に
黒と木目の外壁で張り分けた二階建ての住まいです。
木目の外壁がアクセントになっているため、サッシは外壁と同色の黒を選びました。
二階に長方形の窓を6つ並べることで、外観に遊び心をプラスしています。
照明で窓と外壁をライトアップ
壁の下の方に配置した窓をスポットライトで照らした事例です。
照明で窓や外壁をぼんやりとライトアップして、幻想的な雰囲気をつくり出しました。
夜間の魅せ方にもこだわることで、窓のデザイン性をさらに引き立てることができます。
格子入りの窓で可愛らしいフレンチスタイルの外観に
格子入りの窓を取り入れたフレンチスタイルの住まいです。
六角形の塔屋に合わせて窓を配置し、エレガントな雰囲気に仕上げました。
二階の引違い窓は玄関ドアと中央のラインをそろえ、バランスを調整しました。
窓まわりにモールをつけてデザイン性をプラス
煙突や瓦屋根がおしゃれな二階建ての住まいです。
アクセント外壁や屋根と同色のモールを選び、調和のとれた外観に仕上げました。
煙突のラインに沿って配置した窓にはモールを採用せず、外壁の素材感を目立たせるなど、全体のバランスを考えて窓の装飾を取り入れています。
シンプルモダンな外観なら窓なしもおすすめ
建物全体のバランスに違和感が生まれないなら、窓なしの外観にしてデザイン性を高める方法もあります。
窓がないとシンプルな印象を与えることができ、外壁のデザイン性を強調しやすくなります。
建物正面に窓がない家はプライバシー性や防犯性を向上しやすく、窓から伝う雨だれもできないので外壁をきれいに保ちやすいなど、デザイン性以外のメリットも多いです。
シンプルモダンなどの外観テイストを採用したい方は、窓なしの外観も選択肢に入れてみてくださいね。
注文住宅の窓で失敗しないためのポイント
注文住宅の窓で失敗しないためのポイントを解説します。
断熱性・気密性の高い窓を取り入れる
断熱性や気密性にこだわった窓選びをすることで、冷暖房効率が高くて省エネ性に優れた家になります。
具体的には、樹脂サッシや複層ガラスを選ぶなどの方法です。
また、開け閉めできないFIX窓は壁との隙間が生まれにくいため、気密性を高められます。
窓は住まいの快適性に直結するため、性能にこだわって選んでみてくださいね。
採光・採風を考えて窓を配置する
採光や採風を考えた窓選びも重要なポイントです。
外観デザインを重視して、窓を減らしたり小さくしたりすると、日当たりや風通しが悪い住まいになる可能性があります。
建物の正面はシンプルな外観にしたい場合は、建物形状を工夫したり目隠しフェンスを立てたりして、大きな窓を隠す工夫を取り入れることがおすすめです。
プライバシー性を高められる窓を選ぶ
プライバシー性を高められる窓を考えることもポイントです。
道路側に大きな窓を付けると、外からの視線が気になるケースもあります。
高窓の採用や細長い窓を複数個並べるレイアウトにすることで、目線を遮りやすくなりますので取り入れてみてくださいね。
家具の配置や室内からの景色も考慮する
窓の配置を決めるときは、家具の設置場所や室内からの景色も考慮することが、より暮らしやすい住まいにつながります。
あらかじめ家具の配置やサイズを検討することで、窓との干渉を防ぎやすくなります。
また、窓から見える景色が隣家や駐車場では落ち着かないため、庭や自然が眺められるような窓の配置を考えることが大切です。
大開口・連続した窓を採用するときは耐震性の確認を
大開口や複数の窓が並んだ外観はおしゃれですが、耐震性の確保が難しくなります。
なぜなら、窓を施工する箇所は、耐震性を確保するための柱や耐力壁が施工できないからです。
木造や鉄骨などの工法や住宅会社が採用している構造の違いによって、採用できる窓のサイズは異なります。
大開口の窓を採用する際は、事前に住宅会社に相談し、十分な耐震性を確保できるか確認してみてくださいね。
まとめ
おしゃれな外観には、窓の工夫がたくさん取り入れられています。
外観全体のバランスやデザインテイストを考慮して、窓の配置やサイズ、種類などを選んでみてください。
また、住宅性能までトータル的に考慮して窓を提案してくれるような、設計力のある住宅会社に家づくりを相談することをおすすめします。
国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。
60年以上にわたり愛知県で家づくりを続けてきた弊社に、ぜひお気軽にご相談ください。
監修者情報

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国松工務店では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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