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ビルトインガレージの上に部屋|断熱・耐震・音対策、ガレージ上に適した間取りをご紹介

  • ガレージハウス

ビルトインガレージ の上に部屋

 

ビルトインガレージの上に部屋があれば、より多くの間取りのバリエーションを検討でき、暮らしやすい住まいにすることが可能です。

そこで今回は、ルトインガレージの上に部屋がある住まいのメリットをお伝えし、断熱・耐震・音などのデメリットと対策について解説します。

ガレージ上に適した間取りや施工実例もご紹介しますので、おしゃれで暮らしやすい二階建てのガレージハウスを建てたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

<コラムのポイント>

  • ・ビルトインガレージの上に部屋をつくることは可能で、敷地を有効利用できて床面積を確保しやすいなどのメリットがあります。
  • ・ガレージ上の部屋は音・寒さ・排気ガスが気になるケースもあり、ビルトインガレージが大空間なら、より耐震性を高めることが大切です。
  • ・ビルトインガレージの上に部屋がある住まいの施工実績が豊富で、デメリットを対策したうえで提案してくれるような住宅会社に家づくりを依頼することが大切です。

 

国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。

愛知県の狭小地を活かした、ビルトインガレージの上に部屋がある住まいの施工実績も豊富ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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ビルトインガレージの真上は部屋にできる

ビルトインガレージの上に部屋

▷施工事例:大切な愛車を常に感じられるガレージハウス

 

ビルトインガレージの真上に部屋をつくることは可能です。

LDKや居室などの室内空間、バルコニーや屋上テラスのような屋外スペースのどちらも施工できます。

コンパクトな敷地にガレージハウスを建てる場合、一階の施工可能面積に限りがあるため、ビルトインガレージの上に部屋をつくるケースは多いです。

 

ビルトインガレージの上に部屋があるメリット

ビルトインガレージの上に部屋があるメリット

 

ビルトインガレージの上に部屋があるメリットをご紹介します。

 

足音などが気にならない

一階がビルトインガレージであれば、二階の足音が気になりません。

ビルトインガレージは駐車するためのスペースであり、生活音に対して過敏になるような空間ではないためです。

お子さまが元気に走り回ったり、おもちゃで遊んだりしても、下階への音の影響を気にせずに済みます。

 

敷地を有効利用できる

ビルトインガレージの上に部屋をつくると、敷地を有効利用できます。

ガレージ上に部屋をつくらない場合、居住スペースを敷地いっぱいに建てることになるケースも少なくありません。

対して、ビルトインガレージの上に部屋があれば、敷地にゆとりが生まれて庭や予備の駐車スペースなどをつくることもできます。

 

狭小地でも床面積を確保しやすい

ビルトインガレージの上に部屋をつくれば、狭小地でも床面積を確保しやすいです。

1台分のビルトインガレージは、10~12畳程度で設計することが多いです。

その真上を部屋にできれば、子ども部屋を2部屋つくれたり、クローゼット付きの寝室を採用できたりします。

 

また、ビルトインガレージは容積率の緩和を受けることが可能です。

 

  • ・容積率の緩和:延床面積に対して1/5までの広さのビルトインガレージは容積率の計算に含まない

 

居住スペースの床面積を増やして、ビルトインガレージ上にも十分な部屋数が確保できるようになるため、コンパクトな敷地に建築する方にとっては大きなメリットになります。

 

総二階の建物をつくれて建築費用を抑えやすい

ビルトインガレージの上に部屋があれば、各階の床面積が近い総二階の建物をつくることができます。

総二階の建物は、凹凸が少なくすっきりとした印象を与えられるのに加え、構造がシンプルなので建築費も抑えやすいです。

ビルトインガレージは建築費がかかりやすい間取りですが、総二階のガレージハウスなら、比較的コストのバランスを取りやすくなります。

▷関連コラム:【総二階の外観】モダンでかっこいい実例6選|おしゃれに仕上げるコツも

 

ビルトインガレージの上に部屋があるデメリットと対策

ビルトインガレージの上に部屋があるデメリット

 

ビルトインガレージの上に部屋があるデメリットと対策をご紹介します。

 

上の部屋の断熱性が下がって寒さを感じることがある

ビルトインガレージの真上にある部屋の断熱性が下がり、底冷えが気になるケースがあります。

 

【ビルトインガレージ上の部屋の断熱性が下がる要因】

  • ・シャッターの開閉時に冷気が吹き込むから
  • ・金属製のシャッターから冷気が伝わるから
  • ・ガレージスペースに断熱施工しないケースがあるから

 

上記の理由から、ガレージ内は温度が下がりやすくなっており、上の階にも冷気が伝わる可能性があります。

 

【寒さ対策】

ビルトインガレージの上にある部屋の床面に、断熱材を十分に施工することで寒さ対策ができます。

ガレージ上の部屋がLDKなどのメインの居住スペースの場合は、床面を暖められる「床暖房」などの暖房器具を取り入れ、快適性を高める方法もおすすめです。

▷関連コラム:冬も「暖かい家」にする12の工夫|構造・性能・設備・間取りのポイントを解説

 

エンジンやシャッターの音が響いて落ち着かない

ビルトインガレージの真上にある部屋は、エンジンやシャッターの音が気になりやすいです。

寝室や趣味部屋などの静かに過ごす空間では、音が響いて落ち着いて過ごせないと感じるケースもあります。

早朝や深夜にビルトインガレージから車を出し入れするご家庭は、忘れずに音対策を取り入れましょう。

 

【音対策】

  • ・静音性が高いシャッターを選ぶ
  • ・オープンガレージにしてシャッターを付けない
  • ・「真上に寝室を配置しない」など間取りの工夫を取り入れる

 

電動やオーバースライダータイプのシャッターは、比較的開閉音が静かで響きにくいです。

また、シャッターのないオープンガレージなら開閉音が気になりません。

就寝中に音が気にならないように、寝室や子ども部屋をビルトインガレージの上に配置しないなど、間取りの工夫も効果的です。

 

広いビルトインガレージは耐震性の確保が難しい

広いビルトインガレージの上に部屋がある家は、真上に何もないときと比べて耐震性の確保が難しくなります。

なぜなら、広いビルトインガレージは柱や壁のない大空間になるため、上に部屋があると負荷がかかりやすくなるからです。

耐震性を確保するために特殊な構造などを採用する場合、建築費が割高になるケースもあるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

 

【耐震性の対策】

  • ・駐車を妨げにならない範囲で壁や柱を立たせる
  • ・外周部の壁の耐震性を高める
  • ・耐震性能が高い住宅会社に依頼する

 

壁や柱で空間を補強することで、広いビルトインガレージの耐震性を高めることができます。

高い耐震性を確保できる住宅会社に設計・施工を依頼することも大切なポイントです。

ビルトインガレージの上に部屋がある住まいの施工実績が豊富で、耐震性にこだわった家づくりをしている住宅会社を選びましょう。

排気ガスの影響が気になる

ビルトインガレージの上に部屋があると、排気ガスの影響が出るリスクがあります。

外出前にガレージ内で車のエンジンをかけていると、建物の隙間から上の部屋へ排気ガスが伝わり、臭いが気になるというデメリットです。

どんな建物でも建築する上でわずかな隙間が生じるため、排気ガスへの対策を取り入れることをおすすめします。

 

【排気ガスへの対策】

  • ・建物の気密性を高める
  • ・ガレージ内に独立した換気扇をつける

 

建物の気密性を高め、ビルトインガレージと上の部屋に生じる隙間をなるべく減らすことが大切です。

気密性の高い断熱材を採用したり、必要に応じて気密テープで隙間を埋めたりする方法があります。

また、屋外へ直接排気できる独立した換気扇をビルトインガレージにつけ、排気ガスが溜まらないようにすることもおすすめです。

 

国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。

ビルトインガレージの上にある部屋の快適性を高められる工夫をご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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ビルトインガレージ上に適した3つの間取り

ビルトインガレージの上にあるLDK

▷施工事例:大切な愛車を常に感じられるガレージハウス

 

ビルトインガレージの上に部屋をつくるなら、どのようなスペースが良いのでしょうか。

音や断熱性などに関するデメリットを踏まえながら、おすすめの間取りをご紹介します。

 

納戸やクローゼットなどの収納

納戸やクローゼットなどの「収納」は、ビルトインガレージの上につくる間取りに適しています。

長時間過ごす空間ではないため、音や底冷えが気になりづらく、下にガレージがあってもストレスを感じにくいです。

ただし、ビルトインガレージが南向きの場合、日当たりを重視しない収納を真上につくるのはもったいないケースもあります。

ビルトインガレージの向きや全体のレイアウトを意識しながら、収納スペースを取り入れてみてくださいね。

 

LDK

ビルトインガレージの上に「LDK」がある間取りもおすすめします。

LDKは家族でにぎやかに過ごす時間が多いため、意外とビルトインガレージのシャッターやエンジン音が気になりにくいです。

また、早朝や深夜は自室で休むため、LDKに音が響いたとしても問題ありません。

床面の断熱性を強化すれば、ビルトインガレージの上にLDKがあっても快適に過ごすことができます。

 

トレーニングルームなどの音が気にならない部屋

トレーニングルームもビルトインガレージの上につくる部屋におすすめです。

音が出やすい筋トレ器具もありますが、下の階がビルトインガレージであれば気兼ねなく使用できます。

トレーニングルームにはマットを敷くケースが多いため、シャッターやエンジンの音対策になりますし、床の底冷えも感じにくいです。

 

バルコニー

ビルトインガレージの上をバルコニーにする方法もあります。

バルコニーなら、ビルトインガレージの音や寒さ対策を気にする必要がありません。

ただし、バルコニーは一般的な居室と比べて雨漏りのリスクが高まるため、防水・排水工事をしっかりと行って日常的に掃除をしましょう。

 

▷関連コラム:二階建てガレージハウスの間取り・外観実例|一階にガレージがある家の魅力と注意点

 

ビルトインガレージの上に部屋がある家の間取り実例

ビルトインガレージの上に部屋がある家の間取り実例をご紹介します。

 

総二階建ての重厚感のあるガレージハウス

ビルトインガレージの上に部屋があるモダンな家

 

各階の建築面積がほとんど同じ総二階のビルトインガレージを採用した事例です。

黒のデザイン性のある外壁がおしゃれで、重厚感のあるかっこいい印象を与えます。

 

ビルトインガレージ

 

大型車1台または車とバイクを駐車できる広々としたビルトインガレージを採用しました。

ガレージ内には独立した換気扇をつけ、屋外へ排気ガスをスムーズに排出する工夫を取り入れました。

 

ビルトインガレージの上にあるリビング

 

ビルトインガレージの上には、バルコニーとLDKを採用しています。

約35坪のコンパクトな土地ですが、ビルトインガレージの上に部屋をつくることで、ゆったりとしたLDKをつくることができました。

▷施工事例:狭小地に建つガレージハウス

 

オープンガレージの上に明るいLDKがある住まい

オープンガレージの上に部屋

 

1台分の車を停められる「オープンガレージ」をつくった事例です。

約20坪のコンパクトな敷地ですが、建物にガレージを組み込むことで、自宅の敷地内に駐車が可能になりました。

シャッターがないため開閉音や排気ガスが気になりません。

 

ビルトインガレージの上のリビング

 

オープンガレージの上にはLDKをレイアウトしました。

一階がガレージの二階リビングを採用することで、日当たりの良い開放的な空間をつくりだすことができています。

リビング階段と吹き抜けを採用し、日当たりが確保しにくい玄関にも光が差し込むように工夫しました。

▷施工事例:木のぬくもりと光あふれる家

 

▷関連コラム:【20坪~30坪台】二階リビングの間取り実例|メリット・デメリットや暮らしやすくするコツも

 

施工事例

▷国松工務店の施工事例はこちらから

ビルトインガレージの上に部屋をつくるなら施工実績が豊富な住宅会社へ相談を

おしゃれなビルトインガレージ

▷施工事例:大切な愛車を常に感じられるガレージハウス

 

ビルトインガレージの上に部屋をつくるなら、施工実績が豊富な住宅会社へ相談することをおすすめします。

上に部屋がないガレージと比べて「音・断熱性・耐震性」など様々な面に配慮して設計する必要があるからです。

経験豊富な会社に家づくりを依頼し、快適性や性能面にしっかり配慮したガレージハウスを提案してもらいましょう。

 

まとめ

ビルトインガレージの上に部屋をつくることはできますが、音や寒さなどの対策を取り入れることがポイントです。

また、ライフスタイルやガレージの向きに合わせて、上に配置するスペースを検討しましょう。

ビルトインガレージはより耐震性を考慮した設計が必要になるため、施工実績が豊富な住宅会社へ相談してみてくださいね。

 

国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。

60年以上にわたり愛知県で家づくりを続けてきた弊社に、ぜひお気軽にご相談ください。

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監修者情報

国松工務店編集部
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