「黒色×ガルバリウム鋼板×モダン」のおしゃれな外観実例|黒の金属系外壁のメリット・デメリットも

黒のガルバリウム鋼板は、スタイリッシュなモダンデザインの外観にぴったりの外壁材です。
そこで今回は、「黒色×ガルバリウム鋼板」を採用したおしゃれなモダンテイストの外観実例をご紹介します。
黒のガルバリウム鋼板ならではのメリット・デメリットについても解説しますので、ぜひ家づくりの参考にしてください。
<コラムのポイント>
- ・ガルバリウム鋼板は、細かな縦ラインの凹凸が生み出すスタイリッシュなデザインが魅力の外壁材です。
- ・黒のガルバリウム鋼板外壁を使うと重厚感のあるモダンテイストな外観に仕上げやすく、様々な色や外壁材との組み合わせも楽しむことができます。
- ・黒のガルバリウム鋼板は熱を吸収しやすい特性があるため、断熱性や通気性に配慮した設計・施工を行っている住宅会社に相談できると安心です。
愛知・名古屋の国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。
「黒のガルバリウム鋼板外壁を使ったモダンな住まい」を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
Contents
金属系サイディング「ガルバリウム鋼板」の外壁とは

ガルバリウム鋼板外壁とは、金属鋼板の表面に「アルミニウム・亜鉛・シリコン」の合金メッキを施してつくられた、金属系サイディングに分類される外壁材です。
金属素材ですがメッキが施されているためサビにくく、外壁や屋根など住宅の外装材として人気があります。
縦ラインのスタイリッシュなデザインと軽量かつ高い耐久性が特徴です。
ガルバリウム鋼板は、黒をはじめとする「白・シルバー・グレー・ネイビー・ブラウン」などの定番色に加え、赤・緑といった個性的なカラーも展開されています。
▷関連コラム:ガルバリウム鋼板がかっこいい外観の施工事例|メリット・デメリットとおしゃれにするコツも
【黒色×ガルバリウム鋼板×モダン】おしゃれな家の外観実例

黒色のガルバリウム鋼板外壁を採用した、おしゃれなモダン住宅の外観実例をご紹介します。
①【黒】ガルバリウム鋼板だけでコーディネートした外観

外壁は黒のガルバリウム鋼板のみでコーディネートした、シンプルモダンな住まいです。
玄関ドアやサッシにブラウンを取り入れ、外観のアクセントにしました。
片流れ屋根やサッシがつくる水平ラインによって、ガルバリウム鋼板の縦ラインが美しく際立ち、外観にシャープな表情を与えています。
②【黒×グレー】ガルバリウム鋼板の質感が楽しめる外観

▷施工事例:愛知県常滑市注文住宅|こだわりのエントランスファサード
キューブ型の建物をベースとして、玄関まわりに凹凸をつけた外観です。
玄関ポーチにはグレーの窯業系サイディングを取り入れ、建物に立体感をプラスしました。
建物の正面の窓は極力端に寄せ、ガルバリウム鋼板の質感や凹凸が活きる外観にしています。
③【黒×白】ガルバリウム鋼板の縁取りで引き締めるモダンな住まい

建物の正面には白の窯業系サイディング、側面と裏面には黒のガルバリウム鋼板を施工した事例です。
軒と袖壁を設け、白の外壁を黒のガルバリウム鋼板が縁取るようなデザインを採用しました。
建物の外枠に黒を取り入れることで、白とのコントラストが際立ち、外観全体の印象が引き締まります。
④【黒×木目】バルコニーをアクセントにしたモダン住宅

▷施工事例:愛知県名古屋市注文住宅|黒いガルバリウム外壁とリビングのヌック
黒のガルバリウム鋼板をメインカラーにして、バルコニーに木目を取り入れた事例です。
サッシや屋根を外壁と同じ黒で統一することで、木目のアクセントがしっかりと存在感を放ちます。
バルコニーと窓まわりを壁・屋根で囲い、外観に立体感を演出しているのも特徴です。
⑤【黒×木目】自然と玄関に視線が集まるガレージハウス

シンプルな黒のガルバリウム鋼板と併せることで、木目の美しさがより引き立つ外観です。
袖壁から軒天まで木目を連続させることで、コンパクトな玄関にボリュームを持たせています。
オープンガレージの天井は白にすることで、黒の外壁による閉塞感を軽減させました。
⑥【黒×木目】温かみを感じるモダンな外観

「黒のガルバリウム鋼板」と「明るい木目の窯業系サイディング」を組み合わせた事例です。
木目調外壁の割合を多めにし、黒の外壁の前面に配置することで、周囲の景観に馴染む温かみのある外観に仕上がりました。
サッシや屋根は黒を選んでガルバリウム鋼板に馴染ませ、木目の印象がより際立つデザインとしています。
「黒色×ガルバリウム鋼板」の外壁を選ぶメリット

黒のガルバリウム鋼板外壁ならではのメリットをご紹介します。
重厚感のあるモダンな外観を演出できる
ガルバリウム鋼板は、細かな縦ラインの凹凸が生み出すスタイリッシュな表情が特徴的な外壁材です。
中でも黒は素材特有の質感が際立つ色味のため、モダンで重厚感のある佇まいをつくれるカラーとして高い人気があります。
光の当たり方によって見え方が変わるため、日中や夜間など時間帯によって異なる表情を楽しめる点も魅力です。
▷関連コラム:「黒い家」の魅力を引き出すおしゃれな外観デザイン|木目・グレー外壁を使った事例も
他の色や外壁材と組み合わせやすい
ガルバリウム鋼板は模様が入っていない単色の外壁材のため、様々な色や外壁材と組み合わせやすい点が特徴です。
- ・木目(窯業系サイディングや木製外壁):ナチュラルモダン・和モダン
- ・グレー(窯業系サイディングや塗り壁):シンプルモダン・スタイリッシュモダン
- ・ホワイト(窯業系サイディングや塗り壁):北欧モダン・ミニマルモダン
他にも石目調やコンクリート調などの外壁とも相性が良く、組み合わせ次第で幅広いデザインテイストの外観を検討できます。
窯業系サイディングでは出せない「深い黒」が魅力
ガルバリウム鋼板は、窯業系サイディングでは出せない「深みのある黒」を用いた外観をコーディネートできます。
窯業系サイディングはマット塗装の商品が多いため、光に当たると白っぽさが増してグレーなどに見えるケースも少なくありません。
一方でガルバリウム鋼板は金属外壁特有の光沢があり、光の当たり方によって黒の濃淡や陰影が変化するため、より立体的で深みのある外観に仕上がります。
「黒色×ガルバリウム鋼板」の外壁を選ぶデメリットと対策

黒のガルバリウム鋼板外壁ならではのデメリットをご紹介します。
熱を吸収しやすいため暑さ対策が必要
金属製であるガルバリウム鋼板は熱を吸収しやすい素材、黒は特に光を集めやすい色味のため、黒のガルバリウム鋼板外壁は日射の影響を受けやすくなります。
断熱性能が十分でない住宅では室内に熱が伝わり、室温上昇につながるケースも少なくありません。
性能の高い断熱材を適切な厚みで隙間なく施工し、外壁が吸収した熱を室内に伝えにくくする工夫を取り入れることが大切です。
外壁材と構造躯体の間に「通気層」を設け、壁内の熱を効率的に逃す「通気工法」を取り入れる方法も効果的です。
また、屋根を建物からせり出して軒を深くし、外壁に直射日光が当たりにくくするなどプランニングの工夫も検討しましょう。
キズや汚れが目立ちやすい
黒のガルバリウム鋼板はキズや汚れが目立ちやすい点もデメリットです。
外壁の表面にキズがつくと、白い下地の部分が見えるようになるため、黒の外壁から浮いてしまいます。
また、砂ぼこりや花粉などの明るい色の汚れは、外壁が黒いと目立ちやすいため定期的なお手入れが大切です。
水洗いで汚れを落としながらキズを確認し、発見した場合は早めに補修することで、サビの発生を防ぐことができます。
圧迫感を与えやすい
黒のガルバリウム鋼板は存在感や重厚感が強い外壁材のため、建物の大きさや形状、周辺環境によっては圧迫感を与えやすい点にも注意が必要です。
白・ライトグレー・木目などの外壁と張り分けたり、明るめなアクセントカラーを玄関ドアや軒天に取り入れることで、黒の重さを中和できます。
特に狭小地や隣家との距離が近い場合は圧迫感を与えやすいため、外観全体のバランスを考慮しながら黒以外の色味を取り入れてみましょう。
▷関連コラム:【新築】黒い外壁の失敗を防ぐ8つのコツ|黒い家で後悔した事例やメリット・デメリットも
まとめ
黒のガルバリウム鋼板は、1色だけでもかっこいいモダン住宅になりますが、木目やグレーなどと組み合わせることで程よい柔らかさをプラスできます。
色味や外壁材の違いを活かし、ガルバリウム鋼板の凹凸が映えるような立体感のある外観に仕上げましょう。
黒のガルバリウム鋼板にはデメリットもあるため、その特徴を理解したうえで設計してくれる住宅会社に相談すると安心です。
国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。
60年以上にわたり愛知県で家づくりを続けてきた弊社に、ぜひお気軽にご相談ください。
監修者情報

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