片流れ屋根のおしゃれな外観デザイン10選|「平屋・二階建て・モダン・かわいい」注文住宅の実例
片流れ屋根はスタイリッシュな外観を演出できることから、デザインにこだわる方に人気の屋根形状です。
そこで今回は、片流れ屋根のおしゃれな外観デザインの実例をご紹介します。
片流れ屋根の外観のデザイン性を高めるコツやメリット・デメリットも解説しますので、ぜひ家づくりにお役立てください。
<コラムのポイント>
- ・片流れ屋根は平屋・二階建てに限らず人気の屋根形状です。
- ・勾配や傾斜の向きなどによって、シンプルでかっこいい雰囲気からナチュラルでかわいい外観デザインまで様々なテイストに対応できます。
- ・軒やケラバの出幅など細部の寸法まで丁寧に設計することで、よりデザイン性の高い片流れ屋根の外観にできるため、実績豊富な住宅会社への相談がおすすめです。
国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。
おしゃれな片流れ屋根の外観を採用したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
Contents
- 1 【実例】片流れ屋根のおしゃれな外観デザイン10選
- 1.1 ①【二階建て×黒】シンプルな片流れ屋根のモダンな外観
- 1.2 ②【二階建て×白】軒をアクセントにした片流れ屋根の外観
- 1.3 ③【二階建て×白】片流れ屋根でつくるフレンチスタイルのかわいい家
- 1.4 ④【総二階×グレー】美しいフォルムを引き立てるシンプルな片流れ屋根の家
- 1.5 ⑤【総二階×緑】片流れ屋根の傾斜が美しい外観
- 1.6 ⑥【総二階×ツートンカラー】緩勾配の片流れ屋根をかけたキューブ型の外観
- 1.7 ⑦【総二階×グレージュ】アシンメトリーな片流れ屋根で個性をプラス
- 1.8 ⑧【総二階×黒】重厚感のあるガレージハウス
- 1.9 ⑨【半平屋×ツートンカラー】高低差が映える片流れ屋根の外観
- 1.10 ⑩【平屋×グレー】外壁の素材感を引き立てるシンプルな片流れ屋根
- 2 片流れ屋根の外観のデザイン性を高めるコツ
- 3 片流れ屋根のメリット
- 4 片流れ屋根のデメリット
- 5 まとめ
【実例】片流れ屋根のおしゃれな外観デザイン10選
片流れ屋根を採用したおしゃれな外観デザインの実例をご紹介します。
①【二階建て×黒】シンプルな片流れ屋根のモダンな外観
片流れ屋根とガルバリウム鋼板外壁を組み合わせたシンプルモダンな外観です。
屋根・外壁・サッシの色を黒で統一させることで、凹凸のある外壁の素材感を引き立たせています。
玄関周りに凹凸をつけてグレーの外壁を張り分け、立体感のある外観に仕上げました。
▷関連コラム:【シンプルモダンの外観】おしゃれな施工例とデザインを高める6つのコツ
②【二階建て×白】軒をアクセントにした片流れ屋根の外観
白の外壁に片流れ屋根を組み合わせた二階建ての外観です。
建物形状や窓はシンプルですが、袖壁や軒天に木目調を取り入れることで、ナチュラルさも感じる雰囲気に仕上げました。
軒のある片流れ屋根は、雨や直射日光を遮ることができ、外壁の劣化を防ぎやすくなるといったメリットもあります。
③【二階建て×白】片流れ屋根でつくるフレンチスタイルのかわいい家
かわいらしいフレンチスタイルの外観に、スタイリッシュな片流れ屋根を組み合わせた外観です。
屋根を極力シンプルにすることで、玄関周りやアクセント外壁のデザインを際立たせています。
軒天や雨樋などの屋根周りも白で統一し、建物と屋根が調和するように工夫しました。
④【総二階×グレー】美しいフォルムを引き立てるシンプルな片流れ屋根の家
個性的な建物形状や外壁を引き立てるシンプルな片流れ屋根の外観です。
あえて軒の出を最小限にして屋根の存在感を弱め、建物の輪郭をシャープに見せています。
建物正面の窓周りに凹凸をつけ、陰影が際立つ立体的な外観を演出しました。
⑤【総二階×緑】片流れ屋根の傾斜が美しい外観
緑の外壁がおしゃれな総二階建ての住まいです。
こちらの事例のように、片流れ屋根の傾斜が見えるようなかけ方にすることで、よりスタイリッシュな印象を与えられます。
窓や玄関ドアの上には庇をつけ、日差しを遮るとともに、外観デザインのアクセントにしています。
⑥【総二階×ツートンカラー】緩勾配の片流れ屋根をかけたキューブ型の外観
緩やかな勾配の片流れ屋根をかけ、キューブ型の外観に仕上げた事例です。
軒やケラバの出を最小限にするなど、建物を四角く見せるために細部までこだわっています。
1階と2階で外壁を張り分けたツートンカラーを採用し、下屋の木目をアクセントにした個性的でおしゃれな外観です。
▷関連コラム:グレーの外観のデザイン性を高める5つのポイント|おしゃれな事例写真や内装についても
⑦【総二階×グレージュ】アシンメトリーな片流れ屋根で個性をプラス
総二階の建物に様々な工夫を取り入れ、デザイン性を高めた事例です。
片流れ屋根は東側だけ軒を出し、アシンメトリーなデザインを取り入れました。
建物正面に壁を立たせることで、総二階の単調さを感じさせない存在感のあるおしゃれな外観に仕上げました。
▷関連コラム:【総二階の外観】モダンでかっこいい実例6選|おしゃれに仕上げるコツも
⑧【総二階×黒】重厚感のあるガレージハウス
黒の外壁がおしゃれな重厚感のあるガレージハウスです。
バルコニーの上まで片流れ屋根をかけ、日差しや視線を遮れるようにしています。
軒やケラバの出がほとんどない緩勾配の片流れ屋根を採用することで、狭小地でも圧迫感を感じないすっきりとした印象に仕上げました。
⑨【半平屋×ツートンカラー】高低差が映える片流れ屋根の外観
異なる高さの片流れ屋根をかけたシンプルモダンな外観です。
外壁の張り分けや建物の高さによって外観にメリハリをつけつつも、片流れ屋根の勾配とかけ方をそろえることで、全体のバランスを保っています。
シンプルながらも計算されつくしたデザインで、洗練された印象のおしゃれな住まいに仕上げました。
⑩【平屋×グレー】外壁の素材感を引き立てるシンプルな片流れ屋根
▷施工事例:塗り壁の北側玄関とデザインウォールがおしゃれな平屋
グレーの塗り壁がおしゃれな平屋の外観です。
シンプルな建物形状ですが、玄関周りに下屋や斜めの壁を取り入れ、個性をプラスしています。
建物の裏手側に片流れ屋根の傾斜をつけ、黒の屋根材を選ぶことで、平屋の直線的なラインを強調しました。
片流れ屋根の外観のデザイン性を高めるコツ
片流れ屋根の外観をおしゃれに仕上げるためのポイントをご紹介します。
①勾配
片流れ屋根は勾配によって大きく印象が変わります。
- ・緩やかな勾配:落ち着いた雰囲気
- ・急な勾配:スタイリッシュで洗練された雰囲気
モダンスタイルの外観はどちらの勾配でもマッチするため、イメージするデザインに合う寸法を選びましょう。
ナチュラルモダンやかわいらしい雰囲気の外観は、緩やかな勾配を選ぶと柔らかく優しい印象に仕上がりやすいです。
②傾斜の向き
片流れ屋根は傾斜の向きによって建物の見え方が変化します。
- 【傾斜の向き】
- ・建物の正面:屋根の存在感が強まる
- ・建物の背面:建物が四角く見える
- ・建物の側面:傾斜が見えてスタイリッシュ印象に
採用したい外観デザインに合うような屋根の傾斜を考えましょう。
太陽光パネルを屋根に載せたい場合は、南向きなどの日当たりの方角に傾斜をつけることで、発電効率が高まります。
③軒・ケラバの出幅
「軒」や「ケラバ」が外壁からどのくらい出ているかによって、屋根の存在感や建物の重厚感が変わります。
- 出幅が小さい:屋根の存在感が弱まり、スタイリッシュな印象に
- 出幅が大きい:屋根の存在感が強まり、重厚感のある雰囲気に
一方向だけ軒を深くするなどの変化をつけ、建物にメリハリと個性をプラスする方法もあります。
軒やケラバは日差しを遮る役割もあるため、機能性とデザイン性を考えて寸法を検討することが大切です。
④建物とのバランス
片流れ屋根のレイアウトを決めるときは、建物とのバランスを考えることがポイントです。
考え方の一例をご紹介します。
- ・建物形状や外壁を強調したい:軒・ケラバの出幅がほとんどない緩勾配の片流れ屋根
- ・スタイリッシュな印象を与えたい:傾斜が見えるようにかけた勾配のついた片流れ屋根
- ・重厚感のあるデザインや和モダンな外観:軒・ケラバの出幅が大きい緩勾配の片流れ屋根
外観全体のバランスを見て、細かな勾配や軒の出幅などを調整しましょう。
国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、1棟ずつ丁寧に設計することを心掛けております。
デザインのイメージをお伺いしたうえで、細部までこだわり抜いた片流れ屋根の外観をご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
片流れ屋根のメリット
片流れ屋根の外観には次のようなメリットがあります。
- ・スタイリッシュな外観をつくりやすい
- ・屋根面積をコンパクトにできる
- ・大容量の太陽光パネルを並べやすい
- ・勾配天井やロフトなどとの相性が良い
デザイン性の高さに加え、設備との相性や間取りの自由度など、さまざまな面でメリットがあるのが片流れ屋根の魅力です。
また、シンプルな片流れ屋根は屋根面積がコンパクトになるため、材料費やメンテナンス費の削減にもつながります。
片流れ屋根のデメリット
片流れ屋根を採用する際には、次のようなデメリットに注意しましょう。
- ・雨樋に負担が集中しやすい
- ・軒の出がほとんどないと外壁が劣化しやすい
- ・緩勾配の片流れ屋根は断熱性・遮音性が低くなるケースも
一方向に傾斜がついた片流れ屋根は、雨水が分散せず一方向に集中するため、雨樋に負荷がかかりやすくなります。
落雪も一カ所に集中するため、多雪エリアに建築する場合は屋根の向きに注意が必要です。
また、軒の出がほとんどない片流れ屋根は直射日光や雨が外壁に当たりやすいため、劣化が早まるケースもあります。
外壁の状態を保つためには耐久性・耐候性の高い素材を選び、定期的にメンテナンスすることがポイントです。
緩勾配の場合、片流れ屋根と直下の部屋の距離が近づくため、日射や音の影響を受けやすくなります。
屋根断熱を採用するなどの方法で、断熱性・遮音性を高めることが可能です。
屋根断熱は小屋裏に熱が溜まりにくく、快適な空間をつくりやすくなります。
また、屋根に通気層を設け、熱を逃がすなどの工夫も取り入れましょう。
▷関連コラム:「屋根断熱」と「天井断熱」の違いとメリット・デメリット|併用はできるのか
まとめ
片流れ屋根の外観はモダンテイストのイメージを持たれがちですが、勾配やかけ方次第でナチュラルやかわいらしい雰囲気にもマッチします。
建物全体のバランスを見ながら細かな寸法までこだわり、おしゃれな片流れ屋根の外観に仕上げましょう。
片流れ屋根のデメリットを対策しつつ、デザイン性と機能性を両立した外観を提案してくれるような、設計力のある住宅会社への相談をおすすめします。
国松工務店は、「家を創り、家族を創る」をモットーに、快適性とデザイン性にこだわった家づくりをする名古屋の工務店です。
60年以上にわたり愛知県で家づくりを続けてきた弊社に、ぜひお気軽にご相談ください。
監修者情報

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国松工務店では、「家族の数だけ住まい方がある」という考えのもと、施主さんの趣味や価値観、生活スタイル、将来のライフブランまでをヒアリング。未来を見据えた理想の暮らしを提案するため、建築家が土地の環境を確認したうえで設計しています。
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